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はじめに

あなたには「パケット」が見えますか?
今年の初夏の頃、外を歩いていて、ふと、考えたことがありました。今ではあたり前のように、どこにいても自由にネットワークにつながります。 そして、人とコミュニケーションがとれる時代です。「そんなあたりまえのことを何を今さら。」と言われるかもしれませんが、ちょっと想像してみてください。 通信ができる=この大気中には、ネットワーク通信している多くのPacketが列をなして飛んでいるのです。
不思議じゃありませんか?
街中で、ちょっとスマホをいじったりしてる時、それはPacketを大気中に放出しているということなんです。そしてそれは、空中を舞い、きっとわれわれには 見えない速度であちこち飛びまわり、人に言葉、映像などを届けてくれているんです。 一体どれだけのPacketがこの大気中を飛びまわっているんでしょう?電車の中とかでは、すごい・・想像できないほどに。
Packetって一体なんなんだろう?
どんなカタチ?どんなふうに飛びまわっているんだろう? と思うようになりました。そして自分がまだまだPacketを自由に操れるような、そう、「Packet Pilot」としてまだまだ未熟であることに気づき、 さまざまなPacketについて、もう1度見つめ直してみようと思い、この雑誌の企画を思いつきました。
リサーチ、謎解明が得意な調査班、
ちょっと変わったものを作り出す箱庭班
ストーリーを作るのが得意な作家さん
などと集まりこの雑誌を作りました。
野望は「いつかは月刊化」を胸に、色々なPacketをご紹介していければと思っております。
あなたも、自由にPacketを操縦できるPacket Pilotになってみませんか?

目次

◯特集「ARPからはじめよう」
特集では、Packet Pilotの調査班が、ネットワークのはじまりのPacketから、ARPまで。を調べてくれました。
しかし、、途中色々調べていくうちに、謎が謎を呼び、それらが解明されていくステップは、なかなかのミステリーを読んでいるようです。調査班の謎を謎のままにしたくない。 という気質がえらいページ数になったことで、図解くんが、へとへとになっていました。 ぜひ、読んでみてください。きっと謎は解けます。
◯「窓から Packet」
Packet Pilotになるための必須ツールであるパケット解析ツール Wireshark を使い、 実際にネットワーク上を流れるパケットを捕まえ、観察する方法を学びます。ネットワークを覗いてみませんか?
◯「箱庭飛行場」
変わったものばかり作っている箱庭班が、特集記事の内容を、ブラウザで動くネットワークシミュレーターにしてみたら?と言い出し始まった企画です。
Rustを使い、WebAssemblyでネットワーク機器をすべてモジュール化して、JSから呼び出しシミュレーションしようという野望を持ってはじまりました。 しかし!進めていくうちに、AI時代の今、こんな風にステップバイステップでプログラミングについて学んで何になるんだ?と言い出し。 記事の内容が変わり、特集記事の内容を抽象化することに焦点をあてました。AI時代に求められるのは、AIにどのように伝え、カタチにするか?それをスピード良くやったチームが勝つ。 ということで、今後もっとも必要となるであろう、「抽象化」に的を絞って、「抽象化スキル」を徹底的に習得できるような内容になっています。
◯小説「Packet Pilot」
サムとビットのパケットをめぐる物語がはじまります。こちらは読んでみてからのお楽しみです。特集から読み進めて最後に読むときっと見えるものが違ってきますよ。