2025-12-25

CISAがリモートコード実行を可能にするDigiever NVRの脆弱性を警告

アメリカ合衆国のサイバーセキュリティおよびインフラセキュリティ庁(CISA)は、Digiever DS-2105 Proネットワークビデオレコーダー(NVR)に影響を与えるセキュリティ脆弱性を、既知の悪用脆弱性(KEV)カタログに追加しました。この脆弱性はCVE-2023-52163として追跡され、CVSSスコアは8.8です。認証後のリモートコード実行を可能にするコマンドインジェクションのケースに関連しています。CISAは、脆弱性の悪用が確認されていると述べており、ユーザーにはデバイスをインターネットにさらさないことや、デフォルトのユーザー名とパスワードを変更することを推奨しています。

メトリクス

このニュースのスケール度合い

5.5 /10

インパクト

7.0 /10

予想外またはユニーク度

6.0 /10

脅威に備える準備が必要な期間が時間的にどれだけ近いか

8.5 /10

このニュースで行動が起きる/起こすべき度合い

8.0 /10

主なポイント

  • CISAは、Digiever DS-2105 Proに存在する脆弱性CVE-2023-52163をKEVカタログに追加しました。
  • この脆弱性は、認証後にリモートコード実行を可能にするコマンドインジェクションに関連しています。

社会的影響

  • ! この脆弱性の悪用により、監視カメラやセキュリティシステムが危険にさらされる可能性があります。
  • ! ユーザーが適切な対策を講じない場合、個人情報やプライバシーが侵害されるリスクが高まります。

編集長の意見

この脆弱性は、特にIoTデバイスが増加する中で、サイバーセキュリティの重要性を再認識させるものです。Digiever DS-2105 Proのようなデバイスがエンドオブライフに達している場合、メーカーからのサポートが受けられず、脆弱性が放置されることになります。これにより、攻撃者は容易に悪用することができ、ユーザーのデータやプライバシーが脅かされる可能性があります。CISAが推奨するように、ユーザーはデバイスをインターネットに接続しないことや、デフォルトの認証情報を変更することが重要です。さらに、企業や組織は、使用しているデバイスのセキュリティ状態を定期的に確認し、必要に応じて代替品を検討することが求められます。今後、IoTデバイスのセキュリティ対策がますます重要になる中で、ユーザーは自らの責任でセキュリティを確保する必要があります。

背景情報

  • i CVE-2023-52163は、Digiever DS-2105 Proにおける認証後のコマンドインジェクション脆弱性です。この脆弱性により、攻撃者は特定のリクエストを送信することでリモートでコードを実行することが可能になります。CVSSスコアは8.8であり、深刻なリスクを伴います。
  • i この脆弱性は、デバイスがエンドオブライフ(EoL)に達しているため、パッチが提供されていません。攻撃者は、デバイスにログインした後に特定のリクエストを行う必要があります。